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The Tinkertoy Testを扱った書籍のご紹介 

更新日:5月16日

The Thinkertoy Testは1981年にLezakが開発した構成検査の一種ですが、日本国内ではその検査を紹介する記事や書籍がいくつもございます。

この記事ではThe Tinkertoy Testを扱った書籍をいくつかご紹介します。


(1)レザック神経心理学的検査集成(2005, 創造出版)p380-384

総監修:鹿島晴雄  監訳:三村將、村松太郎

 書籍内では「ティンカートイ・テストの構成的な側面を評価する得点法の妥当性については、系統的な検討はなされてない。構成的要素の細かい評価のためには別の得点基準が必要であろう。あるいは、個々の変数に対して異なる重みづけをすることが必要かもしれない。」と述べられています。

 別の得点基準のひとつとして、今回私たちは”プロセス得点”の要素を提案し,その得点も含めた形でティンカートイ・テストの信頼性と妥当性の検証に取り組んでいます。


2)神経心理学評価ハンドブック(2004,西村書店) P118

編集:田川皓一

 この書籍内では,ごく数行の紹介にとどまっていますが、The Tinkertoy Testが比較的自由度が高いこと、有効かつ効率的な計画立案能力や行動のモニタリング能力の検出が可能であることに触れています。


(3)よくわかる失語症セラピーと認知リハビリテーション(2008, 永井書店)P508

編集:鹿島晴雄,大東祥孝,種村純

 この書籍では,遂行機能障害の評価BADSと並列して,生態学的妥当性を有する遂行機能評価として,The Tinkertoy Testが紹介されています.評価の詳細は説明されていません。


(4)やさしい高次脳機能障害用語事典(2018、ぱーそん書房)P376

編集:種村純,編集協力:白山靖彦.種村留美,船山道隆,前島伸一郎

 事典なので詳細な説明ではないですが,「The Tinkertoy Testは遂行機能を系統的に評価するために考案された」、と説明されています。

説明の原典は ”Lezak MD: The problems of assessing executive functions. International Journal of Psychology 17, 281-297, 1982.”




この他にもThe Tinkertoy Testを紹介している書籍は複数ございますが,今回はここまで。

また新たな情報を入手しましたら、ブログでご紹介いたします。


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